Tuesday, January 13, 2015

“OBD”コードスキャナー(読みとり装置)

“OBD”コードスキャナー(読みとり装置)

OBD(On-Board Diagnostic)に似たようなシステムはALDL(Assembly Line Diagnostic Link)との名称で1980年代初めにGMの車に取り付けられました。 ALDLの差し込みはOBDの差し込みとほぼ同じサイズで、車製造メーカー外での使用の目的ではありませんでしたが、$10程度の差し込みプラグを使用するかALDL の2本のピンを接触させてイグニッションキーをオンにする事に依ってインストルメントパネル内のランプの点滅でコードを読み取り、問題箇所を知る事が出来ました。 私も1980年代にオールズモビル(GM)を持っていましたので、頻繁に利用しました(当時はエミッションコントロール部品がよく故障)。

1991年にカルフォルニア州でOBD1が義務付けられ、1996年(早い物は1994年から採用)にOBD2が義務付けられました。

私は、OBD2に関しては世界中のOBD2積載車は共通と思っていましたが、本日、OBDスキャナーの大手メーカー2社(Actron、Equus)に問い合わせたところ、アメリカやカナダ国内で販売されたOBD2積載車には全て適合するがアメリカ以外では適応しないとの事でした。 (日本、ヨーロッパ、オーストラリア等でそれぞれ異なるOBDを使用しているそうです)

私はActron社製CP9135のOBD2スキャナーツールを所有し、滅多に使用する事はありませんが、MIL(Mulfunction Indicator Lamp=故障ランプ)が点灯した場合は利用して問題箇所を知り重宝しています。

約3ヶ月前に娘からホンダシビック(2000年)のMILランプが点灯したので見て欲しいと言われコードスキャナーで調べましたらガソリン注入キャップの漏れが原因でした。 娘に尋ねたところ、ガソリンキャップを閉め忘れて暫く走ったとの事で、OBD2コードスキャナーを使ってコードを記憶装置から消去するだけで問題は解決しました(新しいキャップを既に購入済)。


日本で1996以後のアメリカで販売された車にお乗りの方はアメリカで販売されているOBD2コードスキャナーが必要で、一台あればアメリカで販売されたGM車(キャデラック、ビュイック、オールズモビル、ポンテイアック、シボレー)、フォード(リンカーン、マーキュリー)、ダッジ(クライスラー、ジープ)等に使用可能です。

Actron社とEquus社から色々のモデルのOBD2コードスキャナーが出ていますが、読み取りコード自体は同じでも高価なモデルは表示方法や機能が増して居る様です。 参考として2社のスキャナー(一例)のマニュアルを添付して於きます。

Manual
http://ecx.images-amazon.com/images/I/A13wt2R4WLS.pdf
http://www.actron.com/publish/2005/03/03/pdf_english_16151.pdf

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